夏休みに学校が休みになってもIT管理者の仕事は休みにはなりません。実際、学期中に処理することが難しいメンテナンスやアップグレード、管理業務を行う上でこの静かな休み期間は最高のチャンスといえます。
サイトを使用しているユーザー数が少なく授業やコンピュータ室への影響もあまりないため、新しい学期の始まりに向けてすべてがスムーズに稼働するよう確認する上で夏は最適な時間といえるでしょう。生徒が休みの間に焦点を当てるべきエリアを以下に紹介します。
1.ソフトウェアのレビューとアップデート
すべてのデバイスが最新ソフトウェアで稼働している状態を確保することは、セキュリティと安定性を高めるだけでなく、パフォーマンスや新しいアプリケーションとの互換性の向上にもつながります。時間を割いて以下を実施してください:
- オペレーティングシステム及び主要アプリケーションのパッチの実行
- 使用されていない、または古いソフトウェアの削除
- ネットワーク上のソフトウェアバージョン標準化によるサポートの簡素化
Deep Freezeを使用していればお分かりかと思いますが、学期中に行った変更は再起動ですぐに取り消されてしまいます。ですが、夏であれば誰かの作業に干渉することなく自由に更新を行い、保持することができます。
Software Updaterは簡単にセットアップして使用することができます。これにより、すべてのWindows及びアプリケーションのアップデートに関するパッケージング、展開、認証を自動化することができます。夏は、Software Updaterを稼働させるのに最適です。次の学期からはパッチ管理が定期的に実行されるようになります。例えば、Wake On LANタスクを設定して毎週水曜日1:00a.m.にデバイスを起動させ、すべての保留中のアップデートを配布し、2:00a.m.にシャットダウンさせることができます。生徒や教師の作業を中断させる必要はありません。
2.デバイスにイメージの再適用を実行してクリーンな状態に
夏の期間中にハードウェアにイメージの再適用を実行することで9月からすべてのコンピュータに渡って新しく、一貫した環境を確保することができます。これにより、パフォーマンスの問題を防ぎ、学期初めのサポートリクエスト数を減らすことができます。
OS Imagingは、このタスクを簡単かつ迅速なものにしてくれます。複数のデバイスに対して同時にイメージの再適用を実行し、全体に一貫した設定を適用することができます。
3.ハードウェアの健康状態をチェック
今があなたのデバイスの物理的状態を評価する最適なタイミングです。次のことに注意してください:
- システムドライブの使用量が上限に近い
- 古い機器におけるメモリ不足
- 保証期限が近い
Usage Stats & Inventoryでは、一目でハードウェアの健康状態を確認し、問題が発生する前に不具合の可能性を見つけることができます。夏の期間中に機器を交換、または更新することで学期中の故障やダウンタイムを防ぐことができます。
4.ライセンスと更新を監査
すべてのソフトウェアが適切にライセンス付与され、準拠していることを確認してください。特にスタッフや生徒が辞めた場合など、忙しい学期中は見逃しやすくなります。この時間を利用して:
- 現在のソフトウェア使用状況を監査
- 使用数の少ないライセンスを特定
- 必要に応じてサブスクリプションを更新またはキャンセル
この機会により効果的なライセンシングモデルを探したり、学校により適した代替製品について考慮することもできます。Usage Statsには、各ソフトウェアについてあなたが何本分のライセンスを支払っているのか、何本のライセンスを使用しているのか、そしてそれらのライセンスの有効期限はいつかについてまとめられたソフトウェア・ライセンス・コンプライアンス・レポートが含まれます。
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